2016年 4月18日。午後3時過ぎ。
2時間以上かけて、私は救急車に乗ってS大学病院に到着私自身は、なんの自覚症状もなく、普通に歩けるけれど、ストレッチャーに寝かされて。色んな事を考えました。
もし、赤ちゃんに何かあったら…っていう不安も勿論あったけれど。もしかすると、もう赤ちゃんに会えるかもっていう期待も。
「あんなに心配したけど、生まれてみたら元気すぎる赤ちゃんで、拍子抜けしちゃった〜」っていう、笑い話みたいなストーリーを、頭の中で思い描きました。
ただただ、お腹の子が無事に生まれてくれることだけを信じたかった。
大学病院では、ありとあらゆる検査を受けましたが、結局、胎動が消失した原因は分かりませんでした
産科主治医「赤ちゃんが今どういった状況なのか、生まれてみないと分からない。
もしかしたら、元気かもしれないし、何か疾患が隠れているかもしれない。
妊娠34週ということもあり、いま赤ちゃんを出すべきなのか、すごく判断が難しく、小児科医とも話し合いましたが。疾患が隠れているとすれば、今すぐ帝王切開でお腹から出してあげて、対処した方が良いと思います。」
もう訳が分からず、先生にお任せする以外、選択肢は無かった。私は覚悟を決めた。
私「よろしくお願いします」