経過観察と新しい病気の可能性。
父に付き添われながら車に揺られ、大学病院へ。
いつも通りに採血をして、診察を待つ。
なんだか、胸がざわざわして落ち着かなかった。
案の定、良くない結果だった。
正しく言えば、「採血の結果はよかった」。
ただ、ステロイドを減らしたことで、自覚症状は酷くなっていた。
医師が触診をしながら、一生懸命に原因を探ってくれていた。
しかし、カルテに書かれていた内容が偶然見えてしまった。
「ウイルス性疾痛症の疑いあり。」
また聞いたこともない病名だ出てきた。
医師の中でもこの病名を知っている人は少なく、治療法もなければ、情報も少ないようだ。
線維筋痛症じゃないことは確かなようだ。
医師から言われたことは、要安静。
原則歩くことは禁止。
歩く場合は杖を持つこと。
こまめに休憩を入れること。
筋肉の萎縮が進んでいること。
未来が不安になった。
終わりの見えない闘いは、まだまだ続く。