引越ししてやっと綺麗になってきた部屋。
今のうちが好きだ。と
気持ちが上がり出したら
本が読みたくなってきた。
もうずっと
一人の男の子、と言ってももう28になる頃の
青年のことが気になっているせいか
借りてくる本がロシア、ウクライナ関連の本ばかり。
金曜から日曜にかけて読める本をと、借りたのは以下の通り。
「ロシア・ノート」
「ウクライナ・ノート」
「エモい古語辞典」
「ムーミン谷の彗星」
あぁ、床に並べて写真が撮れる!👍素晴らしい我が家。
(余談だが、引越しの際、頭を痛めるのが毎回、本。狭いのに、重いのに、なかなか読まないのにと
否定系三拍子揃っているのに買っちゃう本。これからは自重する)
「ロシア・ノート〜アンナ・ポリトコフスカヤを追って」花伝社
イゴルト著
2023年出版
漫画がメイン。
アンナ・ポリトコフスカヤは、2009年1月19日暗殺されている。
チェチェン紛争で起きている虐待などを知りロシアで発行されている新聞「ノーヴァヤ・ガゼータ」で記事を書き続けたからだ。
アンナの著作「ロシアン・ダイアリー」をメインにアンナが見聴きした話と、アンナの友人の証言が描かれていた、、
漫画、と言ったけれど
マンガまんがしてない。字漫画だな。
わたしもチェチェン紛争について、言葉以外に知らなかった。知らないでは済まされない。
同時代を生きているのだもの。
月曜日に学校図書館で探して読まなきゃと思う。
読み終えて思ったのは、残忍な行いはたぶんどこにでもいつでもあり(たとえば今も!)犠牲者、犠牲動物、虐待する奴が無くなるまで私たちは「生きとし生きる権利」を教え育てていかないとならないなあって思った。
残忍なこと、なぜできるのだろう。
わたしは、残忍なことを、なぜ、できないのだろう。
わたしができない理由は、痛いだろうな、悲しいだろうな、されたら嫌だなと考えるからだ。
ロシア・ノートの中に1人の軍人についてまさに
「一般人無実の人を撃つことはできない」と、撃たなかったために、虐待の矛先が自らに移り虐待された上、穴倉に閉じ込められ耳を食いちぎられる人の話があった。
戦争の中にいたらわたしも同じ運命だろうか。
それでもわたしはできない。
また別の本に
異常事態においては非常に真面目な人たち、ごく普通な人たちが案外狂気に飲まれてしまうように書いてあった。
例えばコロナの時、それまで普通に過ごしていた近所の人たちが、急に自警団とかになってまた別の人を監視し過剰に注意する光景をみた。
普通の「普通」の中に潜む何かがやはり怖いと思う。
立ち止まって考える。
わたしは普段石橋を叩かず渡るが、
人の行為についてはやはり
立ち止まって考える。だが、そういうわたし自身の行為についても考えないと。
だって神じゃないんだから。
自分を棚に上げて人を見たらいかん。
「ロシア・ノート」はチェチェン紛争時の話だが
「ウクライナ・ノート」は、今起きている話だ。
これこそまさに娘の同級生を想っている、
ロシア・ウクライナ戦争が始まった頃、毎日新聞を読んだ。
それはまさに私たちの子どもたちが戦争に駆り出されている気持ちだった。
私たちの子どもたちが持ったこともない銃を握らせられて戦場にいる。サバイバルゲームじゃない。
本物の戦場に。
新聞に掲載されている記事に何度も涙した。
どこの国に、
戦争に行かせるために子どもを産む女がいるのか。
え
もしかしたら
いるのか?
あれ、そらおそろしいことを
想像できてしまった。
子どもを産むって、戦争に行かせるために産むわけじゃないよね。
個人的にもっと深掘りしたくなってしまった。
「ウクライナ・ノート」についてはまた別の日に落ち着いてから話します。
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「エモい古語辞典」朝日出版
著者 星越英美 2022年出版
数年前、わたしは「だれにでもわかることば」で話したい(書きたい)と思うようになった。
それまで多用してきたなかなか難しいらしい表現😓
をやめて平易な言葉を使うようにした。
すると、脳から言葉が消えた。
数年ぶりに美しい言葉を思い出せないことに気づく、、言葉が足りない。もっともっと必要、、
国語辞典を読む。なんか足りない。
広辞苑を読もうとするが重すぎる。
で、とりあえず借りて読んでいる。通勤時対応用。
まさにエモい言葉がたくさん出ている。
ふようのまなじり、たんかのくちびる、、
なんだこれ?
芙蓉の眥 ハスの花のように涼しげな目元
丹花の唇 赤い花のようなくちびる
むしろ知らなかった言葉の羅列。
学校図書館にて
言葉の海に溺れる。
もっと知りたい。言葉たち。
子どもたちとも話してみたい。
「ムーミン谷の彗星」ヤンソン著
講談社文庫
引越しに伴いムーミンシリーズを再読始めた。
本当はさ、この前に
よいや。
ムーミンシリーズ、じつは
この小さなトロールと大きな洪水が出発作なんだよね。
まだまだ引き続き本を読みます。