忙しいと思う。


学校図書館の仕事で


編み物したり


本を読んだり


そんなんする時間なんて


あるはずがない。


利用者への対応


書架整理


レファレンス


レファレンスのリスト化


授業研究


図書資料の配架確認


選書


除籍


あげたらきりがない。


1人でやるとしたら


全く時間が足りない。


きめ細かに 対応しようとすれば


するほど


時間がかかる。


でもそれが プロの仕事だと思う。


専門職である、意識を持ってほしい。


ところで


先だって


ヘルマン・ヘッセの全集を


931 英米文学にみつけた。



何故?


古い本で、背のタイトルが消えているのを


直したのはわかる。


しかし、


英米文学のままだ。


ヘルマン・ヘッセ、いつ国を変えたか?


ちがう。


純粋に間違った分類だ。


なぜなら本来 


ヘルマン・ヘッセのあるべき場所に


ヘッセの本が入っていた。


だから、直した。



タイトル添付が下手だが💦

直した。


943 これがヘッセのある場所。 


例えば どうしても

全集としておきたい と 


いうなら 

941 だよね?


だってドイツ語で書かれた文学だから。


日本十進分類法で文学は


書かれた言語によって


分類される。


カズオ・イシグロが


日本語でかいたら  913

英語でかいたから  933


となる。


全集の分類記号はあるが


1人の作家の全集であれば


学校図書館では


余程の分量がない限り


一緒に並べるのが  


利用しやすい。


今回は特に 最初から間違ったまま


配架され


数名の司書がいたにもかかわらず


誰も直さなかった。


そんな小さいこと、たいしたことないじゃん、と


いうかもしれない。


重箱の隅を突くような話と


思うかもしれない。


細かい仕事の積み重ねが


学校図書館の仕事だと


私は思う。


なぜそのままできたのか。


利用がないからか?


利用がなければ


直さなくてよいのか。


たまたまヘッセの話だが


ヘッセは教科書に載っている。


他の作品を読みたくてくる利用者が


931と943とに別れてあったら


まず場所が違いすぎて見つからない


面倒くさがり屋なら 


ますますみつけない。


図書館の中を誰よりも知っていて


そのままにしておくのは


怠惰の他なんでもない。


ヘッセの話だけど


ヘッセの話だけでなく 


自館をよく確認。


同じ本があっちにもこっちにも

はたまた果てしない場所にも


配架されていることはないか。


よく確認。


まだ学校図書館司書始めたばかりの頃


先輩に


館内は統一すること


とよく聴かされたのを


思い出した。


自分のために書いておく。


ヘッセの話したら


たまには読みたいなと思った。












案外たくさん書いている💦


少年の日の思い出 だけじゃないのよ。