続き。



学校図書館に勤めている司書のみんなに伝えたい。


中村哲さんの本の分類。


中村哲さんにたどりつくまたは、中村哲さんがどんな仕事をしてきたか、



一番学びが広がるためには


どこに配架するか?


以下が本校に蔵書されている本である。


図書館システムでは


6類 農業
4類 医学
3類 国際貢献
4類医療

6類 農業


どうおもう?


中村哲さんは、医師である。 たしかに。

中村哲さんは、農業用水路を整備した。 

たしかに。


しかしながら


ここで考えたいのは


ね!


農業用水路について知りたかったら

農業用水路の分類には

中村哲さんよりくわしいひとがいるよね。


中村哲さんの、医師としての話はたしかにおもしろいだろうけれど、アフガニスタンでの医療体験の話より、彼が現地の人に与えた影響で最も大きいのは

彼が現地の人でもないに、誰よりも現地の人に寄り添い、どうしたら彼らが健康的でより幸せな生活を送れるのか、考え、行動したこと。

考え行動したのも

まずは、国際貢献として海外に行った、医療に携わり、農業用水路をつくった。


生き方。


ということは

医学に分類するより

農業に分類するより


国際貢献、国際協力に分類したら


中村哲さんという人の生き方も

理解できるはず。


と、わたしは考えた。


カカ•ムラドについては

伝記でも良いかもしれないが

農業配架では

この本の意図が伝わらない。


どこに配架するか。


これが一番大切。


どうしたらその本が

その本を必要とする学びに

届けられるか。



図書館システムをダウンロードして

配架良しとするのではなく


あなたが手にした本が

どの学びにつながるのか

考えることが

学校図書館司書だ。


新聞の書評で好評価の本が良い本だから

学校図書館に入れるなんて

安直なこと、しないで欲しい。


学校図書館は

学校の教育課程の展開に寄与できること!

が一番大切。


やっぱ、まじめに学校図書館司書、

学校図書館の分類について

論文仕上げようと思った。