一昨年から
神田伯山さんにはまり
通勤時間に車中でユーチューブによる講談を聴いている。
初めて聞いている時はまだ、伯山ではなく、松之亟だったのが
気が付くと伯山と出世していて
その頃になると同じテーマの講談をいろんな講談師で聞いて比べ始めていた。
ある日、三遊亭圓朝の「真景累ヶ淵」を偶然、耳にした。
真景累ヶ淵は、東海道四谷怪談のおつやさん、同様
幽霊話だと思っていた。
軽い気持ちでききはじめ、確かに宗悦殺しの部分は幽霊っぽい?宗悦を殺したことが発端で
あれよあれよという間に憑依されたり運命に翻弄されていく人々が
つぎつぎ不幸な目にあっていく話で、あれ、単なる幽霊の怖い話とは大きく違うじゃあないかと
いう事を感じた。
宗悦殺し
ほら、講談師を変えて同じテーマの話を聴くのが好きだから、
真景累ヶ淵検索したら、
なんと落語家の桂歌丸さんが通しでやっていたんだね。
しかもこちらは
他の人がやっていない最初から最後の最後まで語っている。
でも、落語になるんだよ、どうなっちゃうのかな。
どんな落ちがあるわけ?
『真景累ヶ淵』を全編通しでやっていると聞き
聞いてみることにした。
で
桂歌丸さんの
全編を聞いていくと
この物語のすごさが
分かる。
三遊亭圓朝の
素晴らしさを想う。
たった一つの殺人が
それに関わる人々の運命を狂わせていく。
物語として落語だからどんな落ちになるかと思えば
まさかああなるとは。
ちなみに
いろんな図書が出ていることにいまさらながらびっくり。