いまから4年くらい前かなあ 

静岡大学の 小和田哲男先生の話を聴いたことがある。

小和田哲男先生はNHKなどで時代考証をされたりする。

小和田先生のお話を伺うまでは時代考証学というものがあると私は知らなかった。

小和田哲男先生についてはhttps://office-owada.com/profile/へ。

 

温厚な笑顔が素敵なナイスガイである。

 

 

 

 

小和田先生は、時代考証をされるのだが

この時代考証学って案外知られていないように思う。

 

 

 

 

時代考証っていうのは

時代物の映画やドラマを作る時

これから映像化するに当たり、表現しようとする衣装、生活様式等の風俗が正しいかどうか

史実に照らし合わせた状況を作ることである。

たとえば

十二単の重ねの色が官位とあっているかとか

戦国時代に食べられていた食べ物や

使う食器、どんな座りかたで食べていたのかとか

どんな様子で食べていたのかなど

事細かくチェックしドラマや映画の中で

間違った情報で場面が構成されないように心配りするのである。

 

 

私達が何気なくみてきた時代劇、大河ドラマのなかの

見過ごしてしまいそうな場面のすべてで時代考証はされている。

 

 

 

一本の時代劇や大河ドラマを作る時

 

当時の真実と相反しないように事細かく確認して

その時代に合った当時の風俗文化を

時代考証をされる方の地道な作業のおかげで

わたしたちは 現代においてみる事が出来ているのだと考えると

なんだか感慨深いものがある。