みなさんの小学校時代、先生に
「机の中を空にして帰ってくださいね」
と言われてはいなかったでしょうか?
私の小学校では担任の先生が帰りの会の時に毎回この言葉を言っていました。
多分、中学校でも言われていたかもしれません。
(「多分」というのはみんな教科書類全てを置いて帰っていたからであり、中学1年生の時は先生に言われていたのかもしれないな…と思ったからです。)
机の中に教科書を置いていくことを「置き勉」と言っていました。
調べてみたところ、置き勉とは、登下校時の荷物を少なくして生徒の負担を減らすため、使わない教科書やノート、副教材などを学校に置いておくことをいいます。「置き勉強道具」を略して置き勉と呼ばれています。
先生方が置き勉を許可しないのは、
必要なものを学校に置いていってしまったり、教科書類をいたずらされてしまったりするリスクがあるからでしょう。
教科書やノートがないと自宅学習や宿題が思うように進まないこともあるので、それを防ぐために学校側は置き勉自体を禁止する呼びかけをしていると思います。
また鍵付きのロッカーを用意しないと教室に置きっぱなしの教材がいたずらされる、なくなるリスクもあります。
専用ロッカーの整備ができない小学校では、置き勉を認めてくれないケースもあるようです。
教科書を忘れて宿題や自宅学習が進まない心配があるのは確かです。
しかし、全て持って帰るのは生徒にとっては負担でしかないと思います。
自分も小学生の時、とても重い荷物を毎日持って帰って帰路に着くのは辛かったです。
中学の時は教科書の分厚さが比にならず、量も多かったので持って帰れるわけがないと思っていました。
さらには部活動が始まり、部活の道具なども持ち帰りするので、
朝の登校でもこれから授業があるというのに疲労が溜まり、
下校時は部活が終わり、疲れ果ててる中、重い荷物を持って帰るのは罰ゲームに等しく感じます…
東京都内の調査ではランドセルの重量は平均で約7.7キログラムという結果もあり、大人でもかなり大変な重さになっています。
この荷物を体力や筋力のない小学生低学年が毎日背負うとなると、心身に不調が起きてもおかしくありません。
重いランドセルを毎日背負うことで
「肩こり・背中の痛み・腰の痛み・頭痛」などの症状が慢性的に発生する可能性が高くなり、
背骨が曲がり猫背になるリスクも。
さらに頭痛や肩こりなどの痛みから「学校に行きたくない」と抑うつ状態になる生徒もいます。
重すぎるランドセルは不登校の原因になり、深刻な問題となっているのです。
これを「ランドセル症候群」というそうです。
2018年には、文部省が置き勉を認めています。
教科書、地図帳、辞書、上履き、体操服、絵の具、習字道具。
子どもたちはたくさんの荷物を持って通学します。
「忘れ物をしないトレーニング」として置き勉をさせたくない教員の気持ちもわかりますが、
わざわざすべての教科書を持ち帰らせる必要はないでしょう。
教科書のデジタル化を待つのではなく、
「昔から学校では当たり前のルール」をぜひ見直してほしいと思いました。