梅雨時の鬱陶しさを吹き飛ばす元気な展示を観てきました。

「ゴミでゴミを創る」とおっしゃった三島喜美代先生の展示に拝見に上がりました。

有名なゴミ箱の陶オブジェです。こういうゴミ箱は今は見かけなくなりましたね。
「未来への記憶」このタイトル、想像力かきたてられますね!



電子化が進む前の社会では、新聞など
情報の媒体は全てゴミになります。情報の洪水になる情報化社会に不安や恐怖感を遊び心でもって表現しています。
とはいえ、環境がどうのこうの、という話では無いので楽しく軽やかな気持ちで見ていました。


空き缶や新聞や段ボールなど陶で再現されています。
クシャクシャに丸めた新聞を見て、陶で創ってパリッと割れるものにしたら面白いなと閃いたんだそう。



凄いです!独学で陶を研究し失敗もたくさん経験されたという。


油彩画も拝見しましたが、とても素敵です。
モダンな部屋に有ったら、さぞ映えるだろうと思うかっこいい作品!


これも20歳頃の作品で、「カボチャ」。
今から70年前!

圧巻なのが、「20世紀の記憶」新聞の見出しをプリントしたレンガが一万個も敷き詰められていて、SF映画のようなこの世界の終わり感が漂ってます。


最後に私が1番好きだと思った作品。
ポットにクシャクシャなった新聞紙。
このポットも陶です。可愛らしい!


帰宅の途中、工事建設現場に置きっぱなしの資材などが、芸術作品にも見えて来ました。
とっても元気?なゴミ作品の数々…
芸術家とその芸術は尊し!