池上秀畝(いけがみしゅうほ)展の招待券を貰ったので、拝見に上がりました。

池上秀畝は大正、昭和初期に活躍した日本画家。誕150年の年になります。


繊細で細かいのに力強い作品の数々をすごいすごいと堪能しました!
長野県に生まれた秀畝先生は、荒木寛畝先生に師事。
日本美術院展で受賞し、宮内庁御用品となる。

美しいのは、表現の繊細さ。
(撮影禁止の為、図録から撮影、部分。)

鶏の羽根も一本一本が生き生きとしています。

↓これは墨でのスケッチ。
カエルもリアルです。苦手な方はごめんなさい!

屏風絵の風流かつ豪華で美しい!
これは「盛夏」昭和8年。
撮影禁止につき、図録から撮影。
高さが160センチ、幅が、3m60センチの大作です。

こちらは冬ですね~。
「歳寒三友」大正15年。
歳寒三友とは、冬に枯れることのない、松・竹・梅の中国由来の画題だそう。知りませんでした。
(知っていたのは、うなぎのメニューとか…!)
これは四季。四季が有るのは東洋人ならではの感覚かと思う。春、秋、夏、冬。

個人的には夏の絵が好きです。部分。

最初に見て、ロートレックの作品を思い出しました。
縦の構図の中に、斜めにモチーフが配置されてる作品が多いから。

パンフレットに有る、画家の姿はキャラクター化が出来そうな存在感と親近感を感じました。
以前、訪れた目黒雅叙園の壁画も秀畝先生。
また行って見たくなりましたね。