新国立美術館にて開催中の、マティス 自由なフォルム展を拝見しました。
マティスの夢の世界にしばらく浸っていたい…
色彩の魔術師。
真面目に作っているのに真面目じゃない。
とても心地よい感じです。
(今回の主役のひとつ。立て膝ついてるな。)
昨年も上野の東京都美術館にて、マティス展を拝見しましたが、今回は絵画にとどまらず、立体、タイル、舞台美術、壁画、教会の装飾など、幅広いデザイナーとしてのマティスを楽しみました。
スタートはギュスターヴ・モローのお弟子から始まる、意外な経歴ですね。
有名なのは、色紙をハサミで切り取って貼った切り絵。 晩年、病気をしてから切り絵の制作になりました。
上はニースのマティス美術館の壁になっている有名なもの。「波」です、ヘビじゃないよ🐍
まさに圧巻。4.1m✕8.7mの巨大な切り絵の前のソファで、ずっと観ていました。まさに圧巻
晩年に手掛けたロザリオ礼拝堂の装飾。ステキです。 真面目〜な宗教画ではなくて、脱力したような画は私だったらリラックス出来そう。
ステンドグラス。こちらも真面目じゃないのが良いですね〜
ステンドグラスのモチーフは「生命の樹」だそう。
司祭の服も。こんなの着てたらおしゃれでしょうな。
85歳でこの世を去るまで、新しい表現の模索を続けた。集大成がロザリオ礼拝堂。
そんな冒険の過程を、色鮮やかな画面で楽しんで幸せでした。
長くなりました。最後までお付き合いありがとうございました。