分からないと思う芸術を、分からなくても、見ておきなさいね。

と、子供の頃、父親に言われました。

その頃は、父親の言っていることが分からなかった。…なんで? 楽しいだけじゃ駄目なのか?


エゴン・シーレは、私にとって、馴染めないとか、ちょっと距離感のある作家でした。



今回の展では、その時代の他の作家さん達の作品も多くあり、とても楽しめました。

そして、エゴン・シーレについては、風景やお花などを拝見して、これらの作品だけ見たら、好きだな〜と、感じました!
当時の美術では、斬新すぎて誰も着いて来られなかったでしょうね。印象派でさえ、非常識だの雑だの批判されたくらいですから…!

パッチワークのような風景が、おしゃれ。

お花。和のテイストを感じました。背景が銀のようなのは、金を使うクリムトの影響?



他の作家作品(コロマン・モーザー)キンセンカ。可愛い!

↓のメインの作品(ほおずきのある自画像)はさほど大きい作品ではありませんが、赤と黒がバランス良く配置されてましたね。 あと、16歳当時のシーレ氏はイケメンだと思いました。

シーレ氏は、1918年のスペイン風邪のため、28歳で早逝しました。もっと長生きしてくれれば、これらの作品も初期のものと言われたのでしょう。
残念ですな。

ゴリゴリのバロック絵画ばかり見ていましたから、絵って、楽しいなあと実感させていただきました!!

私事で、この冬は思わぬトラブルに見舞われ、ようやっと訪れた美術館。とても幸せな時間でした😊🌸