平和主義(∵)川ωΦ*川と時々息子

平和主義(∵)川ωΦ*川と時々息子

夫婦と息子達をこよなく愛する
ユンジェよりジェジュペンが経営するブログ。
徒然妄想書きます。
自己満で終わること多々ありですが、どうぞよろしくお願いします
(●`∀ ´●)( ´ Å`)川ωΦ*川(´・J・`)(∵)

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懐かしい音がした。

心が躍るような、それでいて滑稽で優しい音。

最近聴いたのはいつだったか...それさえも覚えていない。











――--ポッ…ポツ…



「会社に傘置いたきたときに限って…」



午前中に個人的な仕事を終わらせ、担当が替わったことを知らせに取引先に来ていた。

前任は、あまりいい印象を与えていなかったらしく、新しく俺が任されることになったのだ。


今でも、一杯一杯な仕事は、そいつのせいで、今以上に忙しくなるだろう。





「(まぁ…何かいい出会いがあるかもしれないしな……はぁ…)」







『ジェジュン君!君しかいないんだ!頼む!!!』

土下座まで部長にされたもんじゃ、断るにも断れないだろう...




つい5年前までは、新社員で何もわからず先輩に怒られっぱなしだった俺も

いつの間にか、後輩を指導し、大きな企画まで任されるようになってしまった。


営業、営業、営業、大きな企画、、、、

こうもなると、無理やりプラス思考に考える方法しかない。







取引先の会社の出口で、ボーっと突っ立ていたら

今までの小振りな雨は一体なんだったのか、というような大降りになってしまった。




「うわー…走るしかないか…」


たまには、雨に打たれて頭でも冷やすか…。










――そう考えて、足を一歩踏み出そうとしたときだった。


                  

                  

          懐かしい音が、したのは。――――













「傘、一緒にどうですか?」








声をかけられて顔を上げると、

そこには昔と何も変わらない、輝く目を持った

あいつ、がいた。
















You're my Melody






















「おっちゃん! 生二つで!」


小さい店なのにも関わらず、花の金曜日?だからか、すごく賑わっている居酒屋に、何故か俺とあいつ……





チョン・ユンホ  がいる。



「生でいいよな??」


(や、頼んだあとに聞くなよ笑)
と、心の中で言いながら苦笑いをした。

あの頃と何も変わらない、ましてや、あの頃以上に暑苦しいオーラを放ったユノは、始終ニコニコしている。







ビールが2つ机に並べられ、乾杯、と小さくお互いのグラスを鳴らした後、少し間を空けて、最初に口を開いたのは、ユノだった。





「…で、元気にしてたのか?ジェジュン。」




「うん。それなりにね。…ユノこそ、まさかあの会社にいるなんて思わなかったよ。」




(だって、ずっとサッカーしかしてなかったじゃん…)
思ったことは口に出さずに、心に押し殺した。





何故、俺がユノと会うことに、こんなに気まずくなっているのには、理由があって。





「だって、お前……俺に何も言わずに、上京したじゃないか。今世に、連絡取れない様になったのは、お前くらいだよ、ジェジュン。」





そう。

俺はユノに何も言わずに、進路を変え、
ユノと同じ大学に行くはずだった未来を変えてでも
上京して、エリートコースを歩いてきたのである。









-ずっと、一緒だからな!-




そんな約束も、もう雨に紛れて消えていってしまった。












「……8年も、俺をほったらかして、何してたんだよ。」



「……ごめん。」




高校を卒業とともに、親のもとを離れて一人暮らしをした俺は、もちろん、ユノと会うことは一切無かった。


























嘘。



ユノと会うことを、避けてただけなんだ。











To be continued....








※長編になる予感。ただの自己満妄想小説。
Deepなシーンは、他の素晴らしい作家の方で満たされているので、切ないグッとくる小説が書けたらいいな、と。