ninoわんこの続きです。

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nino わんこ 1










N side












夢ってさ、

そう何度も
同じ夢を見られるものなのかな。




「ニノっ おいで。」
「くぅ〜ん」
「ははっ  お前、いま寝ぼけてるだろ。」





え、デジャブ?
翔さんが異常にデカイ。ガリバーなのかなってくらい、目の前の翔さんが異常にデカくて



オレが…



また犬になってる……。





「おまっ、よちよちし過ぎ ww」
「くぅん。」
「あーっ マジちきょしょうッ。ニノが可愛いすぎなのはいーとして、俺がどうも出来ねーのが悔しいな。…て、なんだコレ笑」



重い足腰をフラつかせていると
翔さんから腕を伸ばして
オレを抱き上げてくれた。



はいはい。
わんこの夢ね。

オレが、…またわんこになってんのね?



「きゅー?」
「え、首傾げるとか、そんな技どこで覚えたんだよ。」
「きゅ〜」



『だーっ!やっべー!!』つって
項垂れついでにオレの腹を『犬吸い』してくる翔さん。


く、くすぐったいし
すんすんと鼻で思いっきり息を吸われているから
その部分の皮膚がすげー寒いのよ。




「あっ おいって」



手足をバタつかせて
翔さんの胸元から逃げる素振りをする。
でも逃げないよ?
だって危ないじゃん
こんな腕から外へぎゅんって飛び出したら。



「わかっ  わかったから、ニノ落ち着けって。」
「くーん」
「ぶはっ 落ち着けなのはお前だって?」



うわっ…


よく考えたら、オレたち会話してんじゃん。
なんかさ、…夢の中ってすげー便利かも。
試しに『翔さん』とでも言ってやろうかな。笑




「きゅんくぅん?」
「は? やべぇ可愛い〜じゃん。なにそれ」
「きゅんくぅん?」
「…え、マジで、お前なんか喋ってる?」


ぶはぶは 笑ってた翔さんが
一気に真面目な顔になった。




こういう時、この人意外とクソ真面目なのよ。
翔さんは遊び心がすんごいあるくせに、想定外のことが起こると一気に固まる。オレ、その内心焦ってますっていう表情、好きなんだよね。



クスクス。



おかしくて
つい、体を揺らして笑った。



「お前さ、…可愛さだけじゃなくて、感覚的にもニノにそっくりだな。なにその表情…。」



落ち着いたトーンで低く呟く翔さんは
抱きしめてたオレを持ち上げて
自分のももの上に乗せ、正面からオレをじっと見た。



「ふふっ 驚くなって。何もしねーよ。」



翔さんの指先で額を撫でられ
あまりの気持ち良さに片目をつぶると
翔さんが一瞬、ハッとした。


そして
少し思い詰めてから



「ウソ。やっぱ、キスさせて。」


真面目な顔して言うもんだから
クスクスっと笑ってしまった。



いーですよ。
減るもんじゃないし。
だってオレたちの関係はそれ以上じゃん。



翔さんはそんなオレをじっと見て
柔らかく微笑むと
ゆっくりと顔を近づけて


耳の下、
オレの首元にちゅっとキスをした。








出ましたニノわんこ〜!‎🐾
十夢ブログの磁石は……(*´д`*)ハァハァ





ていうか、日本のゴールデンウィークって

最大で10日間お休みの方が?!

もう夏休みですやん( ˙³˙ )


明日も休みて?

羨まっ✨


私も今日……会社休もっかな( *´艸`)




次はウキウキウオッチの12時。