M side









「翔さん?」
「寝かせてやれって」




翔さんを起こそうとした腕を
リーダーに掴まれた。




「寝かしてやりなよ。」
「でも、連れて帰るから起こさないと」
「いい。今日はこのままここで寝てもらう。」
「でも」
「起きないでしょ、こうなった翔くんて」




んふふ。と微笑むリーダーの笑顔が
やけに柔らかくて
翔さんの事を
なんでも知ってるかのようで



胸がチクリと傷んだ。



翔さんが、いざとなったら頼る人。
番組でも、プラベでも。


知ってたけど
でも、それを目の当たりにすると
やっぱりちょっと、…やだな。





「オイラちょっと出掛けてくっから」
「え、今から?」
「そ。朝まで戻らない。」




そう言って、リーダーはもう
その場を離れようとしてた。


「ちょっと待って。朝までって、ニノのとこ?」
「いや、違う。相葉ちゃんとこ。」
「へ?」
「そこにニノがいる。…オレもオレで大変だからな、まあ、そういう事で。あ、ベッド使ってもいいけど、シーツ汚したら洗い替えとけばいいから。あとは翔くんが知ってっし。」
「なにそれ。」
「え?」



自分で言って自分で驚いてるリーダーは




「もう、翔くん泣かすなよ」



なんて
少し怒った口調で出て行った。



だいぶ疑問を残す会話だったけど
でも、今日は俺達を二人きりにしてくれるって事なんだと思う。



見下ろすと
鼻をスピスピ鳴らす翔さんが
頬の下に両手を揃えて寝ている。




可愛い顔して
相手が俺じゃなくても
こんなに無防備に寝ちゃうんだって
内心かなりイラだった。



相手がリーダーだから?
だからこんなに可愛く寝れるのかよ。



なんだよ。



まるで、あなたといると
安心でたまりませんって表情。




ーーーもう、翔くん泣かすなよ。




さっきのリーダーの言葉。
リーダーの前なら泣けるの?
俺には見せられない弱さを
リーダーになら、見せられるの?




俺は翔さんにとったら
頼りないのかな。



眠る翔さんの頬を
指の背で撫でる。



ふふっ。と微笑む翔さんが
ゆっくりと、目を開けた。









寝起きでこの完成度…(´◦ω◦`):フルフル