どうしても書きたくなっちゃった。ニヤニヤ
カモンщ(゚д゚щ)カモーン♪なお姫様、どうぞ♪



N side









「ほら。翔さん。そこはもっとしっかり
   押してよ。」
「やってるー。」
「あれ?そんな態度で良いんでしたっ
  け?」
「いやっ。違う。ごめん。」
「テヘペロしても駄目です。」
「あれ、バレた?」



今夜はオレんちに翔さんが来てる。
VSでは、散々外してくれた挙句に、オレとの約束を無視したから、今日は翔さんにお仕置きをさせてる。



居間の部屋でヨガマットを敷いて、しやがれを見ながらマッサージをして貰ってる。オレは上半身だけ脱いでうつ伏せに寝た。




翔さんは、うつ伏せに寝るオレに跨って、背骨の周りをギュッギュと押してくれる。翔さん行きつけのマッサージの店から貰ったという肌に優しいロ  ーションを垂らしてくれた。


「冷たいっ」
「あ、ごめん。温めてからか。」



腰から肩にかけて、背骨に沿ってぐぅーっと押し上げてくれる。


「二ノー。ここはどう?」
「んー。気持ちいいです。」
「ここは?」
「そこよりも、もっと下の骨の横ー。」


肩甲骨の辺りもググッと。


「ああっ。そこ。」
「ここ、凝ってるからね。」
「んー。いいです。」


オレは顔だけ後ろを向かせた。

「約束破ったのは翔さんなんだから
   ね。ちゃんとやって下さいよ。」
「ごめんごめん。ちゃんとマッサージする
   から許して」


VSでは、答えを外しまくったから、しやがれではオレがクイズに正解したら、次のクイズはすぐに当てて隣りで食べようね。って約束してくれたのに。


あんな、最後まで残りやがって。


風船ゲームの始まる前のイケ顔はかっこいいから許すけど、あれだって『テヘペロ』してるだけですからね。


全っ然、反省してない。
今日はこのまま寝てやる。



「じゃあ、ありがとうございました。オ
   レ、疲れたから寝るね。」
「え?ちょ、ニーノー。俺の背中もマッ
   サージは?」
「ナシです。」
「ちぇーーっ。泣」


眉毛をハの字に下げてる翔さん。
可愛そうだけど、今日はこのままお休みなさいだよ。





オレはスウェットに着替えて、トボトボとベッドルームに入った。


ヨガマット、そのままで来ちゃったな。
翔さんが片付けてくれるかな。


ベッドに入ってうつらうつらしてると、なんだか体が変な気がしてきた。


少し熱くて、寝返る時のシーツの擦れもオレの肌をゾ  クゾクさせる。


おかしい。
なんか、頭も朦朧としてきて、熱い。
体が…疼  く……。


その時、ベッドの端がミシッと軋んだ。


「ニノ。なんか、苦しそうだね。」
「はあはあ。翔さん…」
「水、いる?」
「ん。はい。」


手を伸ばして、翔さんに起こしてもらおう。そう、オレの手に翔さんの手が触れた瞬間……ゾクリと背中が波打った。



はあはあ。
おかしい。


「翔さ、ん」
「起きて、水飲んでごらん。」


コップを持って飲むんだけど、オレの口元からは水が流れてしまう。


「ニノ。こぼしてるよ。」
「はっ…ん…ん…」


翔さんが、オレの口元に 舌を 這 わせた。
体が、仰け反るような刺激…


舐めて…

もっと…



わからないけど、たまらずに 舌 を出して、オレは翔さんを 求めていた。


「ニノ。舌 が赤くなってるよ?俺のが欲し
  いの?」
「翔さん…オレの…舐 めて…」



翔さんの目が細くニヤリと微笑んだ。
片方の口角が上がったかと思うと、オレの顔に近づき、ぷっくりとした 唇 でオレの口は塞がれた。


ん ふぅ…んぅ…ん…


口元からは流 れ出る 甘 い液。
勿体なくて、でもそれよりも翔さんの
舌 に 翻 弄されたい。


耳の後ろを、翔さんの手が撫でる。
そのままその指先が、オレの背筋をゆっくりと下がって行く…


は あ…あ、あ、あ、あ…


仰け反る腰に、力が…


押し倒されて、翔さんの止まらない指 先が、オレの体を まさぐっていく。首すじに
生暖かい 感触…。それはどんどんオレの熱を高まらせていく。


波打つように。


ドクン、ドクンと、波が押し寄せるように
オレの中 心が 熱くなっていく。


啼 きながら、翔さんを 求 めて、
男らしい 翔さんの 腕の中で
何度もしがみついて、声を…あげた。





「ニノ…」




翔さんの…甘い声。




「愛してるよ」




ああっ。
オレも…翔さんっ…




「ニノ。愛してる…」




オレもっ…



あいしてる…。









次の日の朝、ヨガマットの横に媚薬入りの
肌に優しいロ ー ションを発見した。


もちろん、翔さんは『てへぺろ』してて、
反省の色は無かった。



ま、かっこいいから許すかなー。










こんなに、てへぺろが似合う30代っているー?酔っ払い酔っ払い酔っ払い