昨日、今日と、あまり休まず動き回っていたので、やっと、今、書き始めたところです。


 昨日は夫が朝早くから仕事で出かけたため、以前見学した場所は後回しにして、一番最初に「泉鏡花記念館」の見学へ。9時半開館だったので、ホテルを9時少し前に出発。

バスはあるのですが、何しろ歩きたい人間なので、30分歩いて到着。

大好きだという訳ではないのに、ずっと気になっていた人、泉鏡花です。中学生の時に読んだ「高野聖」が、想像していたら、不思議な映像のようになって浮かんでくるようになっていたんです。

こんな文を書く人ってどんな人?

開館時間すぐ入ったのは私一人。

静かな記念館でゆっくり鏡花の人生を辿りました。9歳の時に母を亡くした鏡花、その亡母への憧憬が鏡花の作品の基になっているという事を初めて知りました。浪漫と幻想の世界。浪漫主義文学はこうして拡がっていったという事を知り、とうに無くしてしまった「高野聖」とともに文庫本2冊を購入しました。


 その後、鏡花の育った家の近くを流れる浅野川沿いを散策していると、夫から仕事が終わったというLINEが来て、お昼に近江町市場で待ち合わせ、昼食後、もう一つ行きたかった「室生犀星記念館」へ2人で行きました。金沢三文豪のひとりと言われているのですね。この人の作品も、昔、「杏っ子」という小説を一冊しか読んでいませんでしたが、やはり母の顔も知らずに育ち不運な運命の中、懸命に生きて弱き者に愛をもって接した人生を知る事ができました。


 次は能楽美術館を観るつもりでしたが、6月28日まで休館となっていて残念。またの機会に…


 鏡花の生家の近くを流れる浅野川。深い緑の水面がとても美しかった。


 20日は金沢も31℃はあったようです。21世紀美術館近くのお店で今年初のかき氷をいただきました。

やはり暑い日には氷は最高ですね!


 今日は予約していたバスツアーで白川郷、五箇山などの合掌造りの村落を見学してきましたが、明日その素晴らしい風景写真をアップしたいと思います。


 明日も良い一日でありますようにキラキラキラキラキラキラ