低温の日が続いている札幌です。

このところある人の家庭内の問題が大きく動き、私は聞くだけしかできない訳ですが、何か役に立てたらと一生懸命に聞いてきました。

我が家以外の家庭内事情を聞いてもそれは私の想像上以外の何ものでもなくて、どうしようもないことはその人も私もよく分かっている事なのですが…


 その人の場合ではなくても、長年家族として生きてきた中で入った亀裂が、何かのきっかけで大きくなり修正不可能になってしまう事は身近なところでも耳に入ってくる事があります。

モノでも人でも修正不可能になってしまったら奇跡でも起きない限り元通りには戻りません。

で、元通りに戻らなくなった場合、その先はどうなるのでしょうか。

新しくどうするのかを考えて道を切り拓く以外には思い浮かばないのですが…


 最近、家族って何だろう、夫婦って何だろう、兄弟姉妹って何だろう、と考える事が良くあり、その関係性の深さや脆さを痛感しています。


 ただ、言える事は、お互いに一人の人間として尊重し合う事だけは忘れてはいけない事だと思っています。たとえ憎み合ったとしても、生を受けた一つの命を持った一人の人間として。


 以前、母の日に娘が選んでくれた、自作を語る画文集です。画集は沢山ありますが、画文集はこれだけしか持っていません。


眼➖気球

ルドンの黒の画家時代

不気味な雰囲気のリトグラフ


眼を閉じて

黒の時代から色彩の世界への転換点となった作品


この作品を観ていると、ただ静かに眼を閉じていたい、そう思います。



 明日も良い一日でありますようにキラキラキラキラキラキラ