曇りがちな一日でした。お昼過ぎに出かける際、地面が濡れている事に気付き、にわか雨が降ったことを知りました。乾燥しているので、少しぐらいの雨なら大歓迎。
少し前の事だけれど、道端に黒い塊が落ちているのが目に入り、何だろう?と通り過ぎる際に見てみたら、カラスの死骸でした。
カラスの死骸を見たのは生まれて初めての事。結構ショックでした。あまり好きとは言えない生き物なので、鳴き声まで美しいとは思えません。どんな生き物にも息絶える日は来るものだけれど、何故かカラスにはその日がないような気がしてなりませんでした。
憎まれっ子世に憚る、みたいなイメージが強くて。でも、その黒い塊は紛れもなくカラスだったのです。だから現実を目の前に突きつけられたみたいでショックだったのです。
最近、そんなカラスと仲良くしている人を時々見かけます。道端に座って食べ物を与えている人や、コンクリート塀にとまっているカラスに言葉をかけている人、それに応じて人に近寄ってくるカラスの姿。こんな光景、今まで見た事があっただろうかと、もし普通にありふれた光景なら、私が見ていなかっただけかも知れないというか見えていなかったのかも。
カラスを撮り続けている若い女性の記事を見て、彼女がこちらに向けて見せてくれている、首を傾げてこちらを見ているカラスの写真を見て、意外にも可愛いと思えたのです。
普段、このカラスのように好ましくないイメージを持っている生物やその他様々な事象に対して、こちら側から何かをきっかけに近付いて見る事は新しい見方が生まれるのかも知れない…そんな事に気付かされた夜です。
明日も良い一日でありますように