私には長いお付き合いの友人が数人います。友人は必ずしも多いから良いというものではないと思います(私は)。本当にどうしようもない時、ただ聞いてもらえるだけでも心が軽くなる…そういう関係の友人…そこまで心を開いてお互いに優しい気持ちで接する事ができる人…なかなかいませんね。
で、その中の一人が多分かなり病が悪化していることを自分自身で確信しているため、そうとは限らないとは言えず、お互いに今生の別れのような言葉をかけあった、そんな電話時間を過ごしました。
昔はたとえ命が短い事がわかっても本人に告知することはあまりなかったように記憶していますが、今はむしろ告知されるほうが普通で、癌であれば病名もステージも残された時間までもが本人に知らされると聞いています。
個人的には告知は本人が知りたければ知らせても良いでしょうが、知りたくなければ知らせない方が良いと思っています。
知ってしまってからは死を迎える日が一日でも遅れてほしいと思うのでしょうか…昨年の2月に亡くなった友人は、知らされてからはとても辛かったと言っていました。
まだ最後に会った時の友人の顔が浮かんできて悲しくなります。
今日は、ただ、電話の向こう側の彼女と出会った頃からの思い出を語り合いながら過ごしました。これから何回、こうして話す機会があるのだろうか、と考えると本当に辛いですね…
明日も晴れて札幌は暑くなるようです。
全国的に夏日のところが多くなるようですが、暑さに慣れていないこの時季、熱中症に気をつけてお過ごしください