今年は夜に雨が降ることが多いみたい
今日は本を紹介します。
『夜は短し歩けよ乙女』
森見登美彦さんの小説。
京都の大学や町を舞台に、無邪気な後輩の女の子に密かに想いを寄せるさえない男子学生の恋を男子学生と後輩の女の子2人の視点から交互に描いた作品です。
主人公の「私」は後輩である黒髪の乙女に恋をしています。
しかし彼女はなかなか「私」の想いに気づかないのです。
そんな2人が奇妙な人物たちに出会い、奇抜な事件に巻き込まれてしまう恋愛ファンタジーです。
最初、読み始めたときは独特の文体に、えっなんか意味わかんない・・・って感じで戸惑ったのですが読み進んでいくうちにだんだんはまってきて面白くなっていきました
奇想天外な出来事が起こったり、登場人物たちはみんな個性溢れる変なヤツばっかりですが愛らしくて憎めなくって
主人公の恋を応援したくなっちゃいます
そして…京都に行きたくなっちゃいます
物語の中にいつの間にか迷い込んでしまう…
そんな作品です
キュートでポップな恋愛物語をぜひ読んでみてください