WCL Imst (AUT) 2008/09/19-20  | クライミング・コンペ観戦

WCL Imst (AUT) 2008/09/19-20 

オーストリアのイムストでワールド・カップ・クライミングのリード第4戦目が開催されました。

イムスト


優勝は、
男子、デビッド・ラマ(AUT)、女子はミナ・マルコビッチ(SLO)。

日本人選手のおもな成績は、
野口啓代選手は6位、安間佐千選手は13位(準決勝まで)でした。

野口啓代選手の動画(イムスト大会公式HPより)

今回の大会では、予選時にフラッシュ方式がとられました。
他の選手の登りを見てから登ることができるので、後で登る選手の方が有利になることが多いと言えます。

ただ、男子では完登が続出。フラッシュ方式によるものかは不明ですが、予選26人通過に対して、完登者が28人。65人中63番で登った渡辺数馬選手は、「完登しなければ予選通過できない」ことのプレッシャーからか惜しくも完登を逃し、数手差で予選通過となりませんでした。

しかし、野口選手は先週のベルン大会に続いての決勝進出。確実に上位をキープしており、来週のプールス大会(BEL)での健闘が予想されるところです。

そういえば、リードを中心に活動をしいている小林由佳選手が今回の3連戦に参加していません。
なぜ?
今年7月のフランス セレシェバリエ国際マスター大会で2位となって、この3連戦での活躍が期待されていただけに残念です。理由は、彼女のHPなどにも載っていないため不明ですが、大きな故障でもしたのかと気になるところです。

故障といえば、余談になりますが、9/17奥多摩での山野井氏の重傷。こちらは熊との遭遇によるものですが、自身は右腕をかまれ、今後のクライミングへの影響を心配しているようです。