夫との生活 | 宇宙人夫とダラケ嫁

宇宙人夫とダラケ嫁

未婚で産んだ娘を連れて今の夫と結婚し、現在娘1人息子2人の母です。夫と私は性格、好きなもの、嫌いなもの、趣味など一切一致するものなく、私から見ると夫はまさに宇宙人。その宇宙人と何とか家庭を築いていこうと奮闘する嫁目線のブログです。


結婚してから1年は、喧嘩をしてもほとんど言い返すことはなく



というか、どう言い返せばいいのかがわからなかったからほぼ黙って耐えていた。



夫からのモラハラが日常だった。



その頃は娘が小学校に入るタイミングもあり、私の実家に一緒に住んでいた。


夫は日々私の家族に気を遣っていたこともあり、ストレスが溜まっていたんだと思う。



よく、俺がこの家で住んでやってるんだから有り難く思え。

お前は実家だから周りはお前の味方ばかりだが、俺は違うんだ。だからお前には俺を敬う義務がある。

俺が趣味も我慢して家族の為の時間をとってやってる事を当たり前と思うな。

と、そのような事を言われてきた。




色々と言われてきたけど、中でも一番耐えがたく、離婚を本気で考えた言葉がある。





私の母はある病で8年前にこの世を去った。



結婚当初はまだ3年ほどしか経っていなくて、母を失った悲しみを強く抱えていた時期だった。



その時もお前が悪いんだととことん罵られ、許してもらうならどうすればいいかを聞いた。

何でもするかと聞かれ、

分かった。何でもするよと答えた。




すると、



母親の遺産で俺の車のローンを払って。と





耳を疑った。




その直後私は、離婚します。と即答した。



あまりにも酷い言葉に涙が止まらなかった。




母は公害で亡くなった。うちは貧乏でたくさんたくさん苦労をして、それでも愛情いっぱいに私たちを育ててくれた。子ども3人が20歳を越え、やっと子育てから解放され第二の人生が始まろうという時に病気が発覚し、苦しみ抜いて死んでいく母の姿を一番近くで見ていた。




その事を夫には話していた。

母は私にとって最も大切な人だったと。




その母を侮辱され、あろうことか結婚前に自分で借金をして買った車のローンを払えと。




私が離婚を口にするとすぐ夫は言い訳をした。


冗談だよ。どんな反応をするのか見たかった。




いや、この状況で冗談を言う神経も理解できないし、そもそも口に出していい事と悪い事がある。



何で私は結婚前にこの人の本性を見抜けなかったんだろう。