6:00頃。
採血で起こされる。

何月何日か、手術から何日経ったのか。
もはや気にならなくなった。

左腕に手術痕、右腕は点滴のため、
足で採血をする。
寝ぼけてていても、痛みは分かる。

気にならないといいつつ、
手術当日から数えて今日は4日目になるが、
痛みの具合をそれぞれ10段階で表すとこんな感じで変化した気がする。
(あくまで個人的な感想です。汗)

首の傷の痛み : 10→6
喉の痛み:10→6
肩こり:8→5
手足のだるさ:10→2
咳、喉の乾燥:2→8

手術当日、本当に苦しかった手足のだるさ(エコノミー症候群のような症状)はもうほとんどなかったし、
傷の痛みも少しずつ和らいできた感じがする。

ただここにきて、咳が多く出るようになってしまった。咳をすると首の傷も痛むし、これが苦しい。
病室内は乾燥しているのか、同室の患者さんもよく咳き込まれている。
温かいお茶で何とか喉を潤すが、咳が止まるわけではないため苦しい。
おまけに食事制限で、限られた無脂肪の食べ物しか摂取できないため、とにかくお茶を飲んで耐え忍んだ。

この日も朝昼夜、ご飯はゼリーと汁と栄養ドリンク。もはや慣れた。
コロナ太りで人生最高に太った状態でこの入院生活に挑んで良かったと思った。


この日もベットでNetflix。
やることなんてない。元気に動けるわけでもない。
動画に熱中していると、母親からLINEがきた。

「具合どう?ご飯食べてる?」

心配させたくなく、手術翌日にご飯が食べられた(手術翌日の昼だけ)報告をしてから、LINEを返していなかった。あの一回だけ、ご飯を食べられたが、それ以降普通の食事は取ってない。

リンパ漏が治らないため、先生からは週明けまで、普通の食事は厳しいと言われていた。
あんまり歩けてないし、気持ち的にも正直少し弱っていた。

「リンパ漏がまだ治らなくて、結局食事制限しているんだ。でも来週にはきっと治るから大丈夫。」

手術後、思ったように回復せず、内心落ち込んではいたが、母に心配をかけたくなく、”大丈夫”と語尾につけた。

「辛いね。でも先生が、悪いところ全部取ってくれたから大丈夫だよ。なにか必要なものはない?」

母の言う通りだった。
回復は遅くても、もう手術は終わったんだ。
きっと良くなる。信じて頑張らなくちゃ。
母の優しさが沁みた。
少し前向きになれた気がする。

「ありがとう。そうだね、頑張る。
 部屋が乾燥してるから、加湿器が欲しいな。」

「分かった。明日届けにいくね。」

「ありがとう。助かるよ。」

今まで、私はあまり照れ臭くて家族には感謝を日頃から伝えるタイプではなかった。
でも、この病気を経験して思った。いつ何が起こるか分からない、日々後悔しないためにも、家族にもちゃんと思いを伝えようと。
退院したらいっぱいお礼を言おう。
ご飯でもご馳走しよう。
そして、家族の健康を祈ろう。







午後は、久しぶりにシャワーを浴びた。
とはいっても首に管が付いているため、
看護師さんに頭を洗ってもらう。
美容院とは逆に、首を洗面台に沈めるような形。
長時間やると首の痛みがきつかった。
しかし、患者の体調管理から入浴のお手伝いまで、看護師さんとは本当にすごい職業だ。

入浴後、ベッドで休んでいると急に寒くなった。
頭が痛いし、震えが止まらない。
熱を測ると37.8度。風邪?!
同室の人にうつしたらどうしよう。

不安に思い、看護師さんに伝えると、
体温の上昇も手術後の症状としてあるとのこと。
知らなかった。
痛み止めを処方してもらうと、
すぐに全身に汗をかき、熱が下がり体のだるさや、傷の痛みも和らいだ。
辛い時は無理せず、すぐに看護師さんに相談した、痛み止めを飲むべきだと思った。


この日は痛み止もあってか、夜中咳き込んで何回か起きてしまったが、割とよく寝れた。


辛いと言えばもちろん辛い。
でも少しずつ着実によくなってる気がする!
もう少しがんばれ。がんばれ自分。