※この記事ではこの後に手術の傷跡の写真を掲載していますので、ご注意ください。


手術を受けてから、早いもので2週間以上、経過しました。

今まで写真は載せておりませんでしたが、退院して私自身が落ち着いたこともあり、掲載させていただきます。

今後手術を予定されている方や同じ甲状腺癌を患っている方、あるいはこの病気について全くご存知でない方、どなたかに少しでも参考になれば幸いです。


私の病名は甲状腺髄様癌です。

当初は甲状腺癌全体で90%を占める甲状腺乳頭癌と診断されましたが、細胞診の結果、髄様癌であることが判明しました。

手術の内容としては以下を行いました。

•甲状腺全摘出
•頸部郭清
•副甲状腺の腕への移植

髄様癌の場合、片側だけ甲状腺を摘出するということはせず、甲状腺全摘出が主なようです。

また、私の場合、リンパ節転移もあったため、
頸部郭清もしました。

3つ目の、副甲状腺の移植ですが、
髄様癌の場合、髄様癌に加えて、副甲状腺の病気を発症する割合が高いそうです。

仮に発症し、副甲状腺の手術が必要となった場合、
一度甲状腺摘出したにも関わらず、再度手術するとなると、首の負担が大きくなってしまうため(首には神経が沢山あり、何回も手術をできるような場所ではない)、腕に副甲状腺を移植して、何かあった場合は移植した腕の方で手術するのが一般的なようです。
※先生から受けた説明を思い出しながら記載しているため、誤りがありましたら申し訳ないです…。



ということで、
こちらが手術の傷痕の変化になります。




傷は徐々にかたぶたの線のようになってきました。
痛みも術後7日目以降くらいにはほとんど感じない状態です。
また、皮膚を触っても感覚がないような違和感は2週間経ってあまり感じなくなりました。
ただ、首を指で少し押すと、少し痛いです。


色々な方のブログなどを見ると、
傷の大きさが違っており、もちろん病状によっても違うと思いますが、執刀医によっても違うんでしょうかね。
入院中出会った、執刀医が同じ患者さんは傷痕が同じような形でした。




また、こちらが2週間経過した腕の傷です。
入院中や現在も、大きな絆創膏やガーゼを貼っています。
先生からは貼らなくても問題ないとは言われていますが、やはり傷跡がまだ目立つため隠しています。






まだ2週間なので、この傷たちがどう薄くなっていくのか、全く想像つかないけれど、少しでも薄くなってくれるといいなぁ。

首の傷は、特に表に見えてしまうため、
着たい服が着られず残念。

「この服可愛い!欲しい!」 と思っても結局、

「だめだ傷が見えちゃう。やめよう。」
 そう思い、諦めてしまう。

テープが悪いのか、傷にテープを貼っていてもどうもテープが目立ってしまう気がしている。
ウェディングドレスを着るまでにどうか傷も綺麗になってほしい。(まだ予定すらないけど)


あとはまだ治ってないこととして、高い声があまり出せず、歌が歌えない。
日常生活に支障はないが、手術前できていたことができないというのは少し残念。これも少しずつ治るといいな。


正直、手術が終わったといえど、癌という病気の恐ろしさを思い出しては、いくいく転移しないか不安になる日もある。

でもせっかく退院して少しずつ元の生活に戻れつつあるのだから、あまり深く考えて落ち込まず、ゆっくり、ゆっくり過ごしていけたらいいな。