昭和のイメージ。
朝ドラ『あんぱん』の登場人物の衣装。
目立ちます。
柄物。
色彩も映えます。
時は1970年代、バウハウスの機能主義的なデザインがはやりました。
でも、当のヨーロッパは戦後復興の街づくりは戦前の面影を残すこと。
高さ制限も厳格です。
バウハウス発祥のドイツも、古い家並みが基本です。
機能主義がはやったのは、アメリカ。
機能主義もヨーロッパの、というよりアメリカの影響です。
エキスポ70の大阪万博。
パビリオンも斬新なデザインと、映える色彩・コントラストです。
衣装は和製モダニズム。
今回の大阪万博は、
地味。
というより、環境重視。
色彩は、基本、アースカラー。
チクロやサッカリン、得体のしれない染料やプラスチック、揮発性接着剤が乱用された時代。さすが、石油から肉をつくろうという動きは市民団体からストップされましたが、
科学万能の機能主義は、公害と健康被害をもたらしました。
日本の奇跡の高度経済成長。
あれだけアメリカ軍に徹底的に破壊しつくされ、再び作り直せば爆上がりの経済成長になるでしょう。そして日本人も1億人突破。
国内需要も高まります。7000万人から1億2600万人に増加すれば、イギリス・フランス一国並みの増加です。
インフラ整備と消費経済に支えられた経済成長は、国民の豊かさを表しません。
インドや中国の国民が豊かな暮らしをしているでしょうか。
国民を総動員させた戦時体制そのままで、戦後復興に突き進んだ日本。
次の成長モデルを示せるのでしょうか。