秦氏の血を受け継ぐ日本人はものづくりが得意です。

森羅万象、変幻自在に変化する豊葦原ではなんでも起こります。

なんでも起こる事象から推論します。

一方、一つの原理から出発し、ルールを定めて事象を分類し、系統立てる人々がいます。

一点透視法のようにきっちりあてはめます。

あてはめたいときは、ルールを変えます。

日本人は演繹が苦手です。

得意なのは、森羅万象を受け入れる帰納法です。

アマゾンはものをつくっているわけではありません。

物を売るシステムのデザインにすぐれています。

基軸通貨であるドルは元は紙切れです。

基軸通貨というルールに基づいて、大量に流通します。

日本人はITが苦手です。

若者はさぞコンピュータに詳しいんだろうと思うかもしれませんが、小中高大、新社会人でさえ、コンピュータが苦手です。

エクセルも、ワードも使えません。

キーボードに慣れていません。

コンピーターもタブレットも学校で使う程度です。

自動車やバイクに興味がないのと同様に、コンピーターにも興味がありません。

使うのはスマホ。

コンピーターのらくらくホン並みに、操作パターンができていて、片手で押すだけ。

情報は上から下へ、絶え間なく流れます。

見ている時だけ刺激を受けます。

自分で情報を組み立て、編集する能力はありません。

記憶せずに保存だけ。

あとは忘れています。

外部脳に蓄えられても、自分の記憶に残りません。

使われることもありません。

ITに疎い日本人は、ますます世界から取り残されます。

しくみ。

ルール。

原理。

それなのに、

物価・賃金が上がれば103万円の壁は障壁です。

国の基本方針である自国の憲法でさえ手つかずです。

ルールに疎い日本人。

欧米人だけでなく、韓国人・中国人からもおいていかれます。

梅雨ですね。