鳥取県選出の石破総理ですが、

山陰新幹線をフル規格でするのかと思いきや、中速鉄道という発言。

「リニアはつまらない」

新幹線を待っている間に、山陰地方はますます消滅の危機が増すというもっともな考えです。

北陸新幹線も北海道新幹線も同じでしょう。

既存の設備を整備・改良した方がより経済的だし、スピード感があります。

10分20分の時間短縮に何の意味があるのでしょうか。

民主党政権下、東日本大震災後の復興事業で莫大な費用をかけましたが、壮大な防潮堤や高規格道路、高台の復興住宅は完成までに時間がかかりすぎて、当初の利用価値を失っています。

住民が負債で苦しむくらいなら、地元での住宅や産業施設・設備を無償で再建した方がスピード感があり、その後の返済の苦労もなかったかもしれません。

税制の各段階にかけられた復興特別税も、電力料金も国民の負担は計り知れません。

東京電力の負債を、それを利用しない国民全員で支払っています。

北海道新幹線は作っただけ負債が膨らみます。青函トンネルは維持費だけで膨大です。

はじめに土木工事ありきの発想では、ゼネコンを利するだけで、国民に恩恵はありません。

南海大地震を予見させてる割に、大都市圏への集中が止まりません。液状化の危機を叫ぶ一方で、沿岸地域の造成やタワマン建設が止みません。

行政や政治がちぐはぐです。

実は、震災対策はゼネコンへの利益誘導です。

数々の難工事を成し遂げてきた新幹線、ダムはじめ自動車や電化製品。

その完成シーンは人々の胸を熱くします。

が、それでいいのでしょうか?

人類は自ら作ったもので崩壊する歴史をたどります。