1916年にハバロフスクに到達したシベリア鉄道の完成は、極東地域への脅威です。
満州鉄道を経て、黄海にも抜けます。
当時は、中国東北部はすでにロシアの支配下です。
日清戦争後日本の勝利により、朝鮮はようやく清からの柵封を脱し、1897年に大韓帝国が建国されますが、韓国内は、清そしてロシアからの政治的圧力でまとまりません。統治能力の欠如です。ついに日露戦争後、日本の保護国となり、インフラ整備、教育をはじめ行政機構が整えられます。
日本は伊藤博文の暗殺後、一気に韓国を併合するのですが、そのいきさつも納得できます。
21世紀の現代、
北からの脅威にさらされる韓国。
中共政府も虎視眈々と狙います。
内向きに舵を切ろうとするトランプ政権。
大統領選挙に負けた韓国共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)氏。
NHKニュースより
政策論争というより、私怨を晴らそうという政治闘争に見えます。
NHKニュースより
まとまらない韓国。
100年以上前に、日本が併合せざるを得なかった事情を垣間見るようです。
1910年、韓国併合後、日ロ間の緩衝国がなくなったことから、
シベリア鉄道を危惧する山縣有朋の没後、日本政府は満州地域の内国化を図ります。
満州国建国です。これにより、ロシアその後の旧ソ連勢力を遮断します。
戦後日本は沈黙を守り、対米追従で戦争責任やアメリカからの損害をすべて負担しました。なぜ、日本が戦前のような政策をとったのかを国民は知らずに戦後数十年を過ごしてきました。とにかく日本が悪い、アメリカ軍の虐殺はひどいがそのアメリカと戦争をした日本が悪い、という論理です。
戦後、原子爆弾投下さえ言論統制され、被爆の実態が国民に知らされたのは1970年代です。子どもたちも「はだしのゲン」を読み、初めて原爆の悲惨さを知り、米軍の残虐行為に目を向けます。時期を同じくして、昭和天皇の戦争責任が問われ、記者会見が開かれました。すべて戦争を仕掛けた日本が悪い、という結論です。
現在、中共、朝鮮半島やロシア、アメリカ人の政治理念など、おかしいんじゃないかと思える昨今です。
歴史は、その当時の社会状況を踏まえて考え直すと、なるほどなと思えることがあります。