今年1月にエジプト、エチオピア、イラン、UAEの4か国が加盟したBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)。つい最近まで、中学校「地理」の教科書にも紹介程度だったのに、日増しに存在感を増してゆきます。これに対して次期アメリカ大統領のトランプさんは、関税を100%にすると息巻いています。BRICSが国際貿易の基軸通貨を米ドルから、自国通貨に変えようと決済システムの再構築を打ち出したからです。

アメリカの最大の輸出品は米ドルです。

世界の基軸通貨として、その利用価値は絶大です。

それを切り崩そうとするロシア・中共政府。

トランプ・バイデン両政権でアメリカ中心の世界観を演出サポートしてきた安倍・岸田政権でしたが、石破さんは国際会議でも遅刻・スマホいじり・座ったままで各国首脳と握手という体たらくです。

毎日新聞ニュースより

軍事オタクと言われる石破さんですが、激変する国際環境で何をしたいのかよくわかりません。

日本はいつまで太平洋地域でのアメリカの防波堤であるのか、緩衝国として利用され続くのか。

かつて、円は日本円、朝鮮円、満州円、各種シナ円と東アジアにおける円の経済圏を確立していました。現在の中国元は圓のくにがまえの中の員の簡体字で、円の名残です。

日本の敗戦後、各地に残った日本兵は、中華民国・インドネシアなど各地で軍事顧問として兵として、中国共産党やヨーロッパ旧宗主国からの独立戦争に加わりました。

今日、台湾・アセアン・インド諸国が親日なのは、日本人の命を懸けた戦いがあったからです。

そんな大国としての面影さえなく、そもそも戦乱の時代再来など望まない昨今ですが、いよいよ日本もアメリカ離れが始まる予感です。

現代ビジネスより