明治維新後そしてGHQの占領下で国の体制が大きく変わったといわれますが、基本は古代から変わりません。

その基本は神道であり、律令制です。

鳳来思想により太陽の昇る地をめざした、幾多の異民族。

それらの人々の集合体であるこの島々には、いくつもの国がありました。

それらの国を統べるのがおおきみ(大王)です。天皇という呼び名は唐に倣ったものです。北極星を中心に天が回ります。京都はこの宇宙観に基づいて造られた都です。

なので、天皇は単なる王ではなく、いくつもの国を束ねる統治者であり、天道思想の頂点に立つ宗教者です。

他国の王や皇帝は宗教とは無関係です。

ミカドは古代ユダヤのカド族からきている、とか、秦氏はshinでありチャイナchinaという呼び名のルーツといわれますが、その秦氏の氏神が稲荷です。イナリはinariでありイエスのことという、諸説相まみえ、古代日本とユダヤはロマンに満ちています。

日本人がユダヤの失われた10部族の末裔だとは確証のない説ですが、こと信仰に関しては、この民族の根底に流れる血潮は一種独特です。

ご神体を社に入れさせないと立ちはだかる幾多の灯篭。

ご神体を収めた金ぴかのお神輿は、まさに古代ユダヤの聖櫃です。

お神輿に群がり、人々は熱狂します。

やはり、この島の人々は特異です。

日本は不思議の国です。