かつてマスコミによる美智子妃へのバッシングが酷かった時期がありました。

同時に雅子妃への誹謗中傷が盛んでした。

むしろ、秋篠宮と紀子さま人気の方が上回っていました。

朝日新聞による世論捜査もうわさされましたが、高円宮がスカッシュ中に倒れ、お亡くなりになられたときは、CIAによる陰謀説もささやかれました。

最近秋篠宮邸改修で3億も、と非難するネット記事もありました。

いつしか、マスコミやネットは逆転現象です。

小室さんがどうのと、それこそどうでもいいでしょうに。

真子さまの持参金放棄に飽き足らず、真子さまがコツコツ貯めた貯金さえ税金泥棒扱いです。

東京都内には旧宮様邸や殿様屋敷、実業家邸宅が遺され、現在は人々の憩いの場所となっています。

宮様のみならず大名には家格があり、服装身なり持ち物のほか、家屋敷にもそれなりの風格が求められました。自分が贅沢するという意味合いではなく、身分費用が掛かりました。そのため幕末には、多くの大名が自ら藩の返納を申し出ています。

明治以降も渋沢栄一などは御殿を建てますが、これなどは自分のためというより、お屋敷はそのまま賓客の迎賓館になります。鹿鳴館にしろ文化芸術を学ぶための渡欧にしろ、自国の風格を高めるための対外的な戦略です。

かつての平城京にしろ法隆寺にしろ、安土城・大阪城にしろ、威光を輝かせるモニュメントです。

皇紀2600年に真偽はともかく、男系を保ち王朝の変更もなく続く天皇家は世界の奇跡です。そのことだけでもアラブの王族はレスペクトしてくれます。石油を融通してくれます。北欧の王家はもともとは一般人でしたが、古来からの王家は驚異です。

実は王も皇帝も一般人でもなれます。

しかし、そうでない人が王位についているのが日本です。

バチカンは司祭ですが、血統のつながりはありません。

日本はその両方を兼ね備えています。

天皇は元首でないとか皇帝でないとかいろいろ言われますが、語彙の乏しい英訳の世界では、『EMPEROR』です。世界で唯一の『皇帝』は一人歩きします。

「日本は違うぞ」

モノ言わぬ抑止力は、中共もロシアもアメリカ保守層も警戒します。

王を持たないアメリカのコンプレックスは、実はroyalty【ロイアルティ】です。

天皇の笑顔は、

ミサイル以上の平和への抑止力です。

日本経済新聞より

天皇皇后両陛下のイギリス訪問