福岡美術館所蔵の故藤田吉香さん作「蓮池荷風」
こちらは昨年新潟県展賞受賞作
Oさんの「夏が行く」
多くの県民の問い合わせや抗議にも関わらず、新潟日報社から明確な回答もなく、現在もネットで検索できます。
主催は新潟日報社ですが新潟県も後援しています。
が、実際の運営は日展光風会が行っています。
著名な方を審査員に招聘しますが、実際は各画壇に所属する県展審査委員が取りしきります。新潟日報社事業本部に美術が堪能な人はいません。
一人の本部長が、新潟県美術家連盟に委嘱し丸投げします。
審査も各派閥のお弟子さんに割り振られます。県展委員を通じて癒着が生まれ、賞金として、師弟関係として金品の授受が行われます。
その様は、独立・国画・二紀など反日展系審査員を招いても変わりません。崩れたガバナンスによって、地元の県展委員が不正を働くからです。
かつては岡本太郎、池田 満寿夫など前衛と言われる方々を審査員に招き、反日展調をアピールした新潟日報。県庁所在地で全国初の革新系市長を輩出した新潟市。もともと社会党・共産党の強い土地柄で、沖縄タイムズ同様朝日新聞系列の新潟日報です。反権力がセールスポイントですが、ことアートに関しては派閥依存・日展癒着・不正温存体質です。教育界においても学閥癒着です。
あるいは、アーティストは運営にかかわらない体制をつくるとか。
今年も新潟市朱鷺メッセで開催中です。
作品募集・審査・展示・巡回展など、一連の事業を丸投げするしか力のない企業が、マスメディアという多大な影響力を持つ県展事業を担っていいものでしょうか。
新潟日報は県展事業から撤退してほしいと願うばかりです。