小泉構造改革で市場開放された郵便貯金。

巨大な外資に顧客が取り込まれました。

日米の金利差で損する人もいれば、安倍元首相の言うように、「成長の果実」に預かった人も多いはずです。損するとマスコミは話題にしますが、儲かる話は出さないのがマスコミの営業方法です。

円を売ってドルを買い、米国債もたくさん買っているのは実は日本です。

「成長の果実」の恩恵を受けているのは実は、日本政府かもしれません。

年金の運用も結構いい感じです。

これも、損した時だけマスコミが報じ「年金破綻」と騒いで情報を売ります。

財政破綻したギリシャは、ユーロ圏なので独自の金融政策ができません。

日本は独立した円です。

かつてあった郵便局の定額預金。

以前「定額預金の実態は国債」と説明しましたが、国の借金は国民の資産です。

定額預金は国の借金ではありません。

国債も実は国民の資産です。

市場開放された郵便貯金に代わって、多額の国民の資産を預かり、運用しています。

旧郵便局の役割を日銀が担っています。

日本国債を買っているのは93%が日本国民です。

日本はIMF国際通貨基金への出資割合は世界第2位です。現在、対外資産の伸びが対外負債を上回っています。中国や韓国のように対外公約の不履行など一切なく、国際的な信頼度は揺るぎありません。

勤勉で辛抱強い日本人は、低賃金であっても貿易で利益を上げてきました。

相対的に日本の賃金が低くても、円高で輸入品が安く、国内ではむしろデフレで物価安でした。現在は円安で輸入品が高くても、日米金利差で為替利益が急増しています。

日本の官僚はとても賢明な人々です。

ただ、日本人の賃金を上げないと、国際的な地位も低下します。

企業収益を、賃金に回す必要に来ています。

そうなれば、国債依存も変え時です。

難しいかじ取りに変わりはありません。

日本経済の夜明けは?