月山北麓の棚田。

日が昇り、しばらくすると、

霧が晴れて、朝日が照らします。

谷は、

一瞬で黄金の世界に変わり、

木々や草々が宝石の輝きを増していきます。

風が波打ち、光が踊り、雲が湧きたち、

人気のない山奥で、

神々が酔いしれます。

谷は、間もなく、

深い深い雪におおわれます。

大蔵村豊牧の棚田

誰も知らない、夜明けのひと時。