市の教育委員会の会見。

『〇〇容疑者の勤務態度について、研究熱心でこれまでに大きな問題はなかったという。また担任の交代についても「通常の人事配置によるものだった」と回答。』

事件をニュースで知る人は「?」という違和感を感じます。

過去にも、事件を起こした生徒に対して、

「ごく普通のまじめな生徒です。」

これにも「?」

違和感を感じます。

教育現場にはマスコミ対応のマニュアルがあります。

表向きは「加害者にも人権がある」

特に生徒の場合「今後の人生に支障をきたすのは教育的でない」

と。

しかし、実際は

「このような教師の存在を知りながら対応してこなかった責任」

「採用した任命権者の責任」

が問われます。

生徒においては、これまでの学校側の指導責任が問題とされます。

場合によっては被害者のみならず、加害者側から訴えられる危険性があります。

教育委員会の職員は教員からの出向組です。

教育長は教頭・校長へのさらに指導主事へのステップです。

学校現場の問題を火消しすること、

自分のキャリアに傷をつけないこと。

同じ学閥の後輩が現場の教頭・校長なら護ってやること。

軽微な懲戒、戒告程度ならまたどこかの学校で勤務を続けます。

こうして、事件は時間稼ぎの中でうやむやにされ、事件のあった学校で急遽異動が行われ、世間から忘れられていきます。

教員の問題行動。

根絶できないのは構造的な問題です。


教育現場には、独特の因習があります。