子どもは、いろんなストレスにさらされて生きています。
幼稚園、小学校もしかしたら中学校でも、
自分の置かれた環境がよくわからないかもしれません。
うまくいかないことも多く、
その理由もよくわからず、
まして、言葉で人に伝えることも不得手です。
教師でさえ、日々の業務に追われ、
自分の教科さえままならず、
まして、道徳『新しい生き方』や『心のノート』など目を通す暇もなく、
学校によっては『総合的な学習の時間』が3年間を見通したカリキュラムになっていないかもしれません。
修学旅行、職場体験学習、進路事務など合わせもったらパニックになる人もいるでしょう。
役所への調査、文科省へのアンケート、実施予定の調査、実施後の調査、
教科書を申し込むことでさえ、厄介な調査報告システムに入力が必要です。
同じ内容の調査報告を、役所へ、県庁へ、時には違う課に届けさせられることもしばしばです。
生徒一人ひとりに目がいかない実態があります。
提出物のチェックで一日が終わります。
保護者への連絡は、保護者が帰宅した時間帯を、職場で待ってから行います。
退勤して帰宅しながら、家庭訪問を行います。
何を目標に仕事をしたか、どれだけやったか、数値目標を設定し、80%の達成が義務付けられます。
何時に出勤し、何時に退勤したかも月ごとに報告。
教師にタイムカードはありません。
残業代もありません。
土日に出勤しても、勤務日でないため、超過勤務の対象になりません。
チェック、チェック、チェック…
教師もまた、監視されるストレスにさらされています。
子どもたちの気持ちを受け止める余裕がないのかもしれません。
新学期ですね。