春と秋は公募展華やかな季節です。
しかし、コロナ禍のせいだけでなく、年々出品者の減少に歯止めがかかりません。
出品者で多い年齢層は70代です。80代も頑張ります。
が、若い人に賞をあげてヨイショしても、翌年出してくれるとは限りません。
地方展でも事情は同じです。
当県では毎年中央展の会員が審査員としてきます。
日展系・非日展系各1名です。
が、審査の慣例があります。
審査員と同じ会派のお弟子さんが受賞するというものです。
審査員とは別に、地元の会員が審査委員として実質発言します。
その多くは地元で絵画教室を営み、教室の人に賞をあげる仕組みです。
主催者の新潟日報社は黙認で、
基本、美術の専門家ではないので、美術団体に丸投げです。
日展篆刻部門が非難され、改組日展として再出発して間もないのに、ほとぼりが冷めるとまた同じです。
非日展系も同様です。
県民の誰も声をあげません。
今年も力作が搬入されてきます。
が、選ぶ基準が極めてあいまいです。