進学クラスは8名。
この年だけ極端に少人数でした。
好きな勉強に打ち込める、
高校卒業の資格だけでいいと思っていたのに、
『進路』という『期待』が目の前にぶら下がります。
目に見えない暗黙の圧力となって肌で感じます。
その次に自分は何になるのか?
私の希望は現実離れしていました。
その頃松下幸之助が、次世代を担う若者を募集しました。
「松下政経塾」です。
毎月給料をもらいながら勉強できます。
幕末の松下村塾よろしく、日本の未来が洋々と広がってきます。
でも、高校の先生方はそんな学校を知りません。
一度社会人になり、
経営とは云々と機会あるごとに
社長から薫陶された私にとって尊敬する人物でした。
最上地方の里山では稲を乾燥させる稲架がけがありました。