会社には身体に障害をもった方々も多数働いていました。

耳の不自由な方たちも寮で一緒でした。

彼らは手話で会話します。

仕事内容の伝達は筆談でした。

仕事に何ら支障はありません。

そのうちの一人は弓道部で活躍していました。

大きな大会にも出ていました。

寮の宿直に来ていた上司に聞きました。

「なぜすごい力があるんですか?」

すると、

「雑音に惑わされないからさ。集中力が人並み以上だ。」

自分のハンデを自分の強みにかえた彼の努力。

会社ではそれぞれの持ち味を活かした部署が工夫されていました。

 

谷間を流れる最上川。