私の勤務した会社は一民間企業でしたが、部活動がありました。
茶道部、バスケットボール部、弓道部など。
私は新聞部に入りました。
「余暇を楽しむ」とは松下幸之助の考えですが、
わが社の社長も松下幸之助を尊敬していました。
幸之助はレクレーションを社員に推奨し、
「テレビが社員の給料で買える値段にするか、
社員の給料がテレビの買える水準になってもええ。」
と、会社の使命は国民が豊かな生活ができること、と考えていました。
幸之助は
「社員の一人たりとも首を斬ってはいけない。」
「株や土地の売買で儲けたらいかん。」
労働のための労働ではありませんでした。
現在は中国に対し「本当の資本主義なのか?」と揶揄される昨今ですが、
当時の日本もアメリカから「会社主義社会」と揶揄されていました。
『働き方改革』『富の分配』が叫ばれるひと昔前の日本の姿です。
朝霧が晴れるころの最上川。
秋が深まるにつれて、谷は霧に包まれます。