53年俳優座養成所(2期生)を卒業した井上昭文(1928~2013)は、日活映画で特異な容貌を生かして、個性的な脇役として活躍。
『海の勝負師』(61)
『夕陽の丘』(64)
両作品とも殺し屋役。
『俺たちの血が許さない』(64)
むかし気質のやくざ役。
『追跡』(61)
『夜の勲章』(63)
『ギターを抱えたひとり旅』(64)
では刑事に扮している。
日活専属(59~64)後は、テレビ時代劇、刑事ドラマなどで活躍。名脇役(悪役も多かった)として欠かせぬ存在となる。
特技としてサキソフォン吹奏をこなす。
『西部警察PARTⅡ』では、大門軍団の"おやじさん"として活躍するも、第35話で殉職してしまう。
二宮係長(庄司永建)と
見たら忘れられない顔立ち、善人から悪人までこなせる芸域の広さには、感心させられる。
悪役スター川合伸旺と
若かりし頃の蟹江敬三(髭の人物)
大木正司(右)と
頭師孝雄(ずしたかお)と
有川正治(まさはる)と
高沢順子と
松村康世と
外山高士(右)森幹太(左)
五代高之(右)菅野玲子(左)