松平蘭之助令和日記

松平蘭之助令和日記

映画、テレビ、歴史、音楽、酒、食、おっと艶っぽい話を忘れてはいけないぜ。

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新劇で鍛えた演技力で、役者の良心を感じさせる芝居に定評があった内藤武敏(1926~2012)は、戦時中陸軍船舶兵の特攻隊員として原爆投下直後の広島に入市するが、まもなく終戦。

 

復員後の46年、日本大学予科文科に入学。在学中の48年民衆芸術劇場(第一次民芸)の養成所に入所。当初は文芸部ないし、演出部志望であったが、指導者の勧めで演技コースに入る。

 

50年12月の劇団民芸創立に研究生として参加(70年末退団)数多くの舞台に出演、堅実な演技をみせる。

 

映画初出演は『暴力』(東映52)独立プロの作品でも活躍した。

 

冷静にして真面目、知的な正義派、または人情味溢れる常識人の役どころを得意とするが、冷徹でふてぶてしい悪役に扮することもある。どの役柄にも手を抜くことなく真摯に取り組む姿勢は、演劇人の鑑と言えよう。

丹波哲郎と

竹脇無我と

青木義朗と

宮口二郎(左)と森章二(右)

浅野ゆう子と

市毛良枝と

かわいのどか(左)と相馬剛三(右)

篠山葉子と