こんにちは。
再びの色を出したいシリーズです。
今回はこれまだ新しめの機種にしか搭載されていないETERNA ブリーチバイパスの再現にチャレンジしました。
公式によると、このような色味のようです。
ETERNA Bleach Bypassは、彩度は低く抑えられつつもコントラストのある表現になっており、フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた”銀残し”のフィルム現像技法を忠実に再現したものです。
画質設定の「ハイライトトーン」と「シャドウトーン」をプラス側に、「カラー」をマイナス側に設定すると、銀を多く残したような風合いを再現できます。
今回はこのETERNAブリーチバイパスを搭載したX-S10と同じフジ機X-E3、CanonのEOS RP、SONYのα7r3を用いて検証を行います。
レンズは前回と同様に、LeicaのSummitar 5cm f=1:2を使用しています。
まずベースとなるのがこちら。
X-S10で撮影したETERNAブリーチバイパスの写真です。
だいぶ濃い感じになっています。
参考までに、ASTIA / ソフトで撮影したX-E3の写真はこちらです。
比較をするとだいぶ鮮やかに見えます。
さて、Lightroomでレタッチをした写真を見てみましょう。
こちらはX-S10で撮影したRAW画像にレタッチを加えたものです。
いかがでしょうか。なんとなく雰囲気はでているかと思います。
カーテンなどの明るい箇所の青と黄色のバランスが非常に難しく、難儀しました。
彩度は落ちているのですが、色によってはある程度色が生きていたりと、絶妙に調整されています。
フルサイズ機にプリセットをあててみましょう。
今回はSONYのα7r3です。
露出のみやや調整しています。
すべて絞り優先オートで撮影したのですが、SONYはかなり明るく写りました。
これがフルサイズの余裕でしょうか。
ちなみに撮って出しの元画像はこちら。
Canonも見てみましょう。同じフルサイズ機でしたがやや暗めに写りました。
Canon EOS RPの撮って出しがこちら。
暗めに写ったのでなんとなくの雰囲気はでていますが、彩度が高いですね。
これにプリセットを当てるとこうなります。
まとめに、全部の画像を並べてみました。
なかなかの再現度ではないでしょうか。
X-E3は露出をやや上げ、α7R3は露出をやや下げだけ調整しています。
フィルムシミュレーション再現はレタッチの練習にもなりますし、自分の出したい色を出す練習にもなります。
機会があれば他の種類や、いい雰囲気をだせるものを作っていきたいと思います。
うまくDLできるかわかりませんが、一応プリセットを置いてみる!
それではまた!