映画「怪物だーれだ」(ネタバレ)2部-① | のんびりいきたいです

のんびりいきたいです

「フィギュアスケート」「大相撲」他、スポーツ観戦、「漫画」「ドラマ」「舞台」などが好きです。
アメンバー申請をしてくださる時は、コメントやメッセージでお好きなものを教えて下さい。
「拡散希望」記事以外のリブログ、個人情報の特定はご遠慮ください。

ネタバレあり。

もう映画を観た方、もしくは観る予定の無い方は良いのですが、これから見る予定の方は読まない方が面白いです凝視

めっちゃ長いのでほぼ内容がわかってしまいますよ~。

あとは自己責任でおねがいします😅

 

 

↓こちらの続きです。

 
2部「なぜ」
 
坂元裕二さんが是枝監督に渡したこのストーリーの当初のタイトルは「なぜ」だった。
 

 

 

2部は担任教師の保利の目線で1部を追う。
私達映画館にいる観客は、すでに保利の事をとんでもない教師だと思っている真顔うんうん。
 
2部の始まりは1部と同じ、ビル火災があった夜だ。
保利は恋人の広奈(高畑充希)とデート中。歩きながら「結婚しよう」と軽いプロポーズをし、「そういうのってさ、夜景がきれいな場所とかで言うもんじゃないの?」と怒らせた。
保利は「夜景ってみんな綺麗綺麗っていうけど、あれ電球だよ。フィラメントだよ」と返す。
ちょっと変わった性格ではあるが、1部で見た保利に比べると別人のように普通だ。
ここで二人は例のビル火災を目撃する。そこに火事の野次馬で集まったクラスの子供達に会う。保利はごく普通に「こら、何しているの。早く帰りなさい」と注意する。普通の先生だ驚きやんちゃ生徒達は保利が広奈と一緒にいるところを動画に撮り「ガールズバー」「お持ち帰りじゃん」とはやし立てる。
(保利がガールズバーに行っていたという偽噂はここから起こった)
保利は翌朝、登校中の生徒の中で転んでいる星川依里を見かける。昨日の野次馬やんちゃ3人と麦野湊がそこから去った。
いじめが頭をよぎる保利。依里はサイズの合わない小さい靴を履いていた。ネグレクトも疑う。家族構成は母親と別居中で父親とふたり暮らし。保護者会にも一度も参加していない。
 
保利は独特のギャグで生徒のウケを狙うが全くうけない。やはり個性的な教師だが、特別におかしいわけではない。
 
ある日、クラスで湊が暴れていた。止めに入った保利の手が湊の鼻にあたり、鼻血が出た。軽い怪我だ。暴れた理由を湊は言わない。保利が聞いてもクラスの子達も何も言わない。湊は「なんかイライラして」という。保利は湊に「ごめんなさい」と言わせてその場を収めた。
湊が暴れた件を恋人の広奈に話すと、「シングルマザーだからじゃない?」という。広奈は「考え過ぎじゃない?」と言って、リラックス効果のある飴を保利の口に入れ、残りを保利のポケットに突っ込む。
 
ある日、クラスでまた騒動が起こったときき保利が駆け付けると、湊が依里を馬乗りになって押さえつけていた。二人とも出血しているのかと思ったが、汚れは絵の具だった。何があったのか聞いても二人も他の生徒も何も言わない。湊は耳を怪我していた。「どうしたの?」と聞いても「わかりません」という。小さな傷だったので養護教諭が手当てして湊は帰った。
 
翌日、湊は「体調不良」で休んだ。そしてこの日、湊の母・早織が学校に抗議にやってきた。
いじめの無い学校を掲げている校長他教員に押さえつけられ、「自分で話す」と言っても保利は保護者の前に顔を出すことも許されなかった。校長他に「たまたま手が当たって鼻血が出たことがある。昨日の耳の怪我は自分ではない」と訴えても、校長は冷めた目をして「実際にどうだったかは…どうでもいいんだよ」と言う。
 
翌日、再び湊の母が学校に来た。会う前に保利は謝罪文を暗記させられ、何度も練習させられる。
校長の孫は先日事故で亡くなった。校長の夫が自宅駐車場で轢いてしまったという。
校長は孫と映った写真が入った写真立てを、保護者(早織)が座るソファーから見える位置に置き替えた。
保利は心の中で「化け物」だとつぶやいた。
保護者の前で謝罪文以外の事は一切しゃべらせてもらえず、緊張に耐えられなくて広奈にもらった飴を口にいれ、それを保護者に見咎められる。詰め寄られて思わず「シングルマザーにありがちな…」と口にしてしまい、また更にまずい状態になってしまう。
 
校長の孫を轢いたのは、実は校長の夫ではなく校長自身だと近所では噂になっているらしい。
 
 
 
 
豚豚豚
 
すみません。あまりにも長いので一旦切りますm(__)m
 
つづく