(長いです。興味ある方だけどうぞm(__)m)
朝ドラ「おかえりモネ」
16週とは、今週月曜日の76話から昨日の80話(の、菅波ハグ)まで。
特に80話が賛否両論に分かれていて、正直けっこう炎上中です。
私がフォローさせていただいているドラマ垢の方々も相当否定的な言葉を発していますし、リツイと賛同も多く見られます。
でももちろん、「おめでとう菅波」のお祭りムードの方も多いのです。
私は理解が浅いのか考え方が甘いのか(両方なのかバカなのか)、そこまでの評価に追いつけなくて、自分で一度まとめてみようと思った次第です。
🦈🦈🦈
16週タイトルは「若き者たち」
夏木マリさん演じるサヤカさん曰く「若い人と50くらいの若い人」(50くらいが「若い」ってうれしー)達が、苦しみながらも少しずつ進んだ16週は、80話(金曜日)の「俺達の菅波が初めてモネをハグ」で終わった。
Twitterはお祭り騒ぎ。くす玉を割ったりお赤飯を炊いたり
私はこの日はリアタイできなかったので、Twitterで先に狂乱を見てしまったくらいだった
菅波とモネの恋は、もう明らかに「両想い」なのに、それをお互いもわかっているのに、全然進まない。
いや、撤回。「カタツムリ🐌カップル」と称されたように、亀以下のスピードでは進んでいるらしい。
(蕎麦屋には行ったし)
この週は、モネのことを好きな幼馴染のりょーちん(永瀬廉)が、モネのいる東京に突然来た。
震災で行方不明になったままの母や、それによる父の崩壊や自分が背負ったものから解き放たれたい・・いや、解放されたい(のほうが近いかな)。そんなりょーちんの、言葉にしてこなかった叫びがハラハラとこぼれ落ちた週だった。
みーちゃん(わたしじゃなくてモネの妹)は言う。
「おねえちゃんは正しいけど冷たい」
思うんだけど、じゃあ「間違っていて優しい」方がいいの?
モネも不器用な人間だ。なんでも「不器用な人間」の一言で済ませるものではないけど、その場しのぎの態度は取れない。
時には冷たく突き放したようにも見える。でも嘘はつけないから、嘘をつくくらいなら困って黙ってしまうだろう。
私は器用に言葉をあやつれるけれど心が見えない人よりも、上手に言葉にはできないけれど本音でしゃべることができる人にあこがれる。
特に、「画面の向こう側」にいたらたぶん好きになる。
でもそれは、自分ができないからなのかもしれない。
リアル生活では、できれば波風立つのを避けたい。若いころはそうでもなかったけど、無難に生きたい大人になっちゃったのか?穏やかに暮らしたいと思う。そして、負に繋がる関りがあったとしても、なかなか断ち切れない。いつもなにかしら、そんなものを抱えている。
そんな私だから、画面の向こうに「はっきりとNOが言える人」がいたら羨ましいのかもしれない。
なぜ「画面の向こう」とわざわざ書くかというと、リアルでは「嘘でも優しい言葉」が欲しい時もあるし、それは必ず存在する世界だと思っているので
亮は「わかっているでしょ」と切ない顔でさらに百音に近づく。百音の表情は固いものの、真摯に亮に向き合い、目を見て「なんでもするって思ってきたよ、りょーちんの痛みがちょっとでも消えるなら。でも、これは違う」とハッキリ言った。亮はその言葉にひどく痛ましい表情を浮かべ、さらに「それでも良い」と迫る。しかし、百音は揺るがず「これで、救われる?」と答えた。
核心をつかれた亮は「ごめん」と距離を置くと、自分が誰も好きになりたくない、なるのが怖い理由を吐露する。「だって怖いじゃん。死ぬほど好きで大事なやつがいるとか。その人が目の前から消えるとか、自分が全部ぶっ壊れる。そんなの怖ええよ」と涙を流して話す。彼が思い浮かべていたのは亡き母のことだった。百音も、それを察したことだろう。
(上の記事より一部コピペ)
私は上の記事で、りょーちんが思い浮かべていたのは母親ではなく父の姿だと思った(もしかしたらそういう意味で書かれたのかもしれないけれど)
(一週前の記事ですが、菅波せんせ像がわかりやすいし、モネとの「中学生」カップルもうずうずしてよい)(いいんだ)
こんな坂口菅波だから、みんな応援したくなる。
菅波も成長した。こんな風に手を当てるように、支えてもらいたいと、お嬢様奥様おばあ様乙女たちは思っちゃう人が多いだろう。
残る2か月。
「おかえりモネ」の着地場所を探す。
BUMP OF CHICKEN「なないろ」
ヤジロベエみたいな正しさだ 今この景色の全てが
笑ってくれるわけじゃないけど それでもいい これは僕の旅
涙の砂 散らばる銀河の中 疲れた靴でどこまでだっていける
躓いて転んだ時は 教えるよ 起き方を知っている事