私は印旛沼に程近い、ニュータウンに住まう老人です。突然ですが貴校にまつわる半世紀以上も前の忘れられない思い出を、元気なうちにお伝えしたくてペンを執りました。

1995年12月、三年生の秋に転校で離れた福岡県久留米市の中学校時代の同級生から二十歳の同窓会に来ないかと誘われました。せっかくなので、当時国鉄で売り出していた「九州一周周遊券」を使って、その頃住んでいた東京から単身出かけました。その旅の途中で乗り換えのため、薩摩大口駅に降り立ったのです寒さよけに改札口を出ました。こじんまりとした木造の茶色っぽい待合室でした。ところが、板壁に作り付けられた長椅子に可愛らしい座布団が点々と四五枚置いてあるではありませんか。駅の腰掛けに座布団が置いてあるのは初めてのことでした。そして、板壁に「ご自由にお使いください 大口高校生徒会有志」とマジックインクで書かれた紙が貼ってありました。それを見て寒ざむとした待合室がほんわかと暖かくなったようでした。

あの時の有志の皆さんは私より幾つか下級生でしょうね、御息災でしょうか。

このことをいつか在校生の皆さんにお伝えしたかったのです。ブログという方法に気がついて思いが叶いました。

ここまで読んでくださりありがとうございます。皆さんのご健康をお祈りいたします。