気がする | としのブログ

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今日は三連休の2日目の夜。一人旅で、地方都市のホテルの15階にいる。見晴らしは良い。

トオマスマンのトニオクレエゲルを読んでいる。読みながら、頭に入ってきたり来なかったり。

そこで何故かこう思った。

トオマスマンを読むということは、少なくとも書店で手に入る限りのトオマスマンの文庫本くらいは読まないといけないのではないかと。

一冊読んだくらいでその作家を読んだと言えるだろうか、いや言えない。

それはその作家と付き合ったとは言えない。よって評価もしてはいけない。少なくとも書店で手に入る限りの文庫本(単行本はえらい高かったりするので)は読まなくてはならないだろう。そんなマナーを科した。でも明日にはそんなマナーどうでも良くなっている気もする。

と、同時にアートペッパーというサックス奏者の演奏を聴いていたのだが、アートペッパーを聴くということは、少なくとも数件のレコード屋をハシゴして、手当たり次第ペッパーさんのレコードを買って、家で数日間じっくり聴いた上で、一言くらい言えるのであって、昨今のコンテンツの洪水の中で手当たり次第に丸バツをつけていくようなやり方は嫌いではないが、そんな事をしていてもいつまでも深みには達しない、つまり何もわからないという事になるのではないかと思うのです。

ホテルの部屋がエレベーターの前で、しょっちゅう人が行き来して、話し声がうるさいためにこんな事を考えてしまったのです