そいきんの最近やけに幼少期の事が思い出されるなぜだろう。やけに。赤く燃えるストーブの火や、薄暗い空や窓の外の凍りついた世界が。そんな中で父親が犬の散歩に出て行ったり、母親がソファで寝ていたり、自分はこの世の終わりのような暗い部屋でテレビを見ていたり。ピンク色の毛布に鼻がむずむずしたり。廊下の冷たさや、階段を上る音や、寒々しい自部屋と窓から見える白い景色。亡くなった祖父母の家の光景や、料理の味。本当にあった出来事かわからなくなる程時間が経ってしまった気がする。