その後、コンボと言う魅力に取り付かれた俺達は対戦しまくっていた


だが、何度も何度も対戦していれば
ガードと言う物は勝手にうまくなる物である


次第にお互い 浮かせ技を当てられずにやきもきするようになっていた


お互い 多少は まぁまぁ戦いと言う物が出来るようにはなって来たので

遊び半分で色々なキャラクターでバトルするようになって行った


そこで俺はたまたまランダムで出たキングによって


投げ技の重要性、シットジャブ、風神ステップや横移動の重要性を知る事になったのだ


後輩はエディだった


後輩はキャラの技の使いどころを始めてでもすぐに見つけだす事が出来る人間なので

エディの座りからの技をうまく利用し始めたのだ


かく言う俺は
キングで何をしたらいいかもわからず
ただ闇雲に戦っていた


二ラウンドをストレートに落とし

(このままじゃまずい…)

そこでキングと言うキャラは投げ技が素晴らしいと言う事だけは知っていたのでとにかく投げまくったのだ


空中でも投げられ、発生の速いダッシュ(666WR)からのシャイニング
返し投げ…


そう全てが斬新だったのだ


それからと言う物
後輩からちょくちょく鉄拳を借りてはキングを練習するようになった


投げコンなる物もその時始めて知ったのだ


横移動しながらの投げコン
初心者には難しいが風神ステップ投げコン
これらは俺の視野を大きく広げてくれたのだった
鉄拳にハマりだした俺は後輩から鉄拳を借りて
サンプルコンボを研究し始めた


まず始めに手を出したのは

アリサと言う新キャラだった


決めた理由は特にはなく
声が可愛かったからくらいの物だったと思う


それから借りた日から1日中
コンボの練習ばかりしていた


俺自身
物覚えはいい方なのである程度のコンボ習得は二、三時間で出来たのだ


楽しいwww


この一言だった


ポンポンといろんな技で浮かせ続け、地面にビターン!!
と叩きつけ かっこいい技で閉める


これがたまらなく気持ち良いのだwww


それからどんな浮かせ技でもコンボを決められるように練習した


そして
後輩との2日振りの対戦


見事 俺の圧勝である

コンボでの勝利は格闘ゲームで今までにないくらいの楽しさを教えてくれる物だった

今まで全く勝てなかった俺がコンボで圧勝したのだ
嬉しくない訳がない


よほど悔しかったのかそれから後輩もコンボを覚える事にしたらしい


しかし、後輩もゲーマーなのだがコンボの習得は俺よりも数段劣るスピードであった
コンボのコツを俺に聞いたりしてもなかなか出来ずにやきもきしていた


今考えると
後輩はセンスはかなりある方だと思っていたが
俺の方がセンスがあったのだと最近気がついてしまった
今思えば 毎回後輩の方が先にゲームを買い、俺をあしらう物の、結局は俺に全く勝てないようになり 飽きて行くと言うのが定番だったのだ

上の文だけみると俺が自意識過剰なようだが 後輩は決してゲームセンスがない訳ではない

後輩は特定のゲームでネットで見る動画並み、またはそれ以上のプレイが出来る人間なのだ


その後輩よりも先に進める自分

ゲームはうまくなれなきゃ楽しくない
鉄拳はまさにそれを味わうまで本当に時間と努力が必要なゲームなのだ

上記の出来事は
俺は十分鉄拳で強くなれるんだと言う自身を持つのに
十分な材料だった

鉄拳と言うゲームの楽しさに気づかせてくれた後輩には
今も 心から感謝している
もう鉄拳なんて微塵も忘れていたとある日


たまたま暇だったので後輩の家に言った時だ


後輩が鉄拳6でアザゼルと戦っていたのだ


俺は


(うわ~…鉄拳とか懐かしい~)


と言う気分でいっぱいだった


だが後輩はアザゼルに負けまくっていた


固有技しか知らない上に発生の遅い技を使ってばかりいたからだ


そこで俺は昔お世話になったリーのアシッドストームを連発する事にしてみた


すると簡単に勝ててしまったのだ


ここからまた俺は鉄拳が楽しくなって行った


その後輩と対戦しまくってしまくって
上段 中段 下段の意味もきちんと理解し始めた


だが後輩はピンチになるとリリの10連コンボを出してくるのだ


俺は毎回 それでダメージを与えられる事になった


ある時、下段が出るタイミングを誤ってしゃがんでしまったのだ
すると攻撃が当たらなかったのである
それからそこでしゃがみ、しゃがみパンチを出せば止められると言う事を知ったのだ

(こ…これは面白い!でも10連コンボは途切れるならコンボじゃないな…どうせなら大ダメージを間違いなく与えてみたいな…)
そう考えだした俺はついに
鉄拳の醍醐味である物に
本格的に手を出し始めた


そう 空中コンボである